2017年08月22日
奥歯は噛んでいるのに前歯は噛みあっていない噛み合わせを開咬(オープンバイト)といいます。
筋機能を正しく使えていない場合や生活習慣での癖が原因で開咬になってしまう場合が多くあります。
喋った時に舌が前歯に触れていたり、飲み込むときに上下の歯の間に舌を出してしまったりすると舌が前歯を押し出してしまいます。小児期では哺乳瓶や指しゃぶりを長い間続けていると徐々に前歯が開いてきます。
開咬を治療するには矯正治療と一緒にこういった習慣の改善も必要となります。
前歯が開いているので
・発音が悪くなる
・前歯で噛みきれない
・唇を閉じるのが難しい
・顎関節症
など普段の生活にも支障が出てきます。
開咬は奥歯しか噛みあっていませんので奥歯にかかる負担が大きくなるため寿命も短くなります。
唇が閉じにくいため口呼吸になりやすく歯周病や虫歯、口臭の悪化にもつながります。
歯科矯正で綺麗な歯並びと正しい噛み合わせにすることで歯や顎の筋肉を守ることが出来ます。
該当する事項がある方やご心配な方は、お電話又はホームページからご予約の上、ご相談にいらして下さい。

2017年08月12日
矯正歯科で使用するゴムとは、顎間ゴムと呼ばれている医療用の小さな輪ゴムのことを言います。上の歯と下の歯の矯正装置に引っかけて使用します。
← 顎間ゴム
← 顎間ゴムフォルダー
お口の状態によってゴムをかけている時間、ゴムのかけ方など様々です。
用途により種類も何種類かあり、目的に応じて、サイズや厚さが異なります。
つけはじめたときは、ゴムによる引っ張りで、少し痛みを感じたり、違和感を感じられるかもしれませんがすぐに慣れます。
また上下の矯正装置を繋ぐ形で使用しますので、口が開けにくい不便さもあります。
劣化によってゴムの力が低下しないように食後や就寝時など頻繁に交換します。
袋にたくさんのゴムが入っていますので1度外した場合は新しいものをご使用ください。
いずれも患者さん自身が行わなければいけない為、煩わしさを感じる方もいらっしゃいます。
このゴムかけは歯を抜いた後にできる隙間をスムーズに埋めたり、出た歯を引っ込めたり、引っ込んだ歯を出したりする重要な役目を担っているのです。ゴムの使用期間は人によって違いますが、多少の煩わしさがあっても、ゴムを指定された場所に引っかけるだけで得られる効果は大きいので、指示された期間は出来るだけ使用するよう頑張ってください。
担当医の指示通りに使用することでより早く、綺麗に治療が終了します。
矯正治療中のお悩みは、ご来院時にお気軽にご相談してください。
