インプラント矯正
2017年05月17日
インプラントというと失った歯の代わりに新しい歯として使われる人工歯根(デンタルインプラント)が一般的ですが、矯正でもインプラントを使用します。
デンタルインプラントに比べて小さいアンカースクリューというネジを顎の骨に埋め込みます。
矯正中のみの一時的な使用で簡単に装着できます。小さいネジなので痛みも少なく、施術時間も15分ほどですみます。
従来のブラケット矯正では歯をワイヤーで繋げることにより歯と歯が引っ張り合う力を利用して歯を動かします。
それぞれの歯が支点となって動くため力が不安定になることもあります。
矯正用インプラントを装着すると固定源ができますので効率よく歯を動かすことが出来ます。
歯と歯が引っ張り合う移動様式では奥歯を後ろに動かすことが出来ません。そのため奥歯の位置を基準に歯を並べていました。スペースが足りない場合は抜歯が必要となります。インプラントを固定源にすることにより奥歯の後ろへの移動が可能となり、スペースを作ることよって抜歯しなくてもよくなる場合があります。
引っ張り合うだけでは難しかった歯の移動が可能となり、動かしたい歯だけ動かせるようになるため治療期間の短縮にもなります。
トラブルも少なく使用できるインプラントですが、清掃状態が悪いと腫れや痛みの原因となります。
装着時には清掃方法をきちんとご説明いたしますのでご安心下さい。