矯正治療は痛いですか?
2017年03月22日
矯正治療を考えている患者さんは矯正治療中の痛みを不安に思っている方も多いと思います。
しかし実際に矯正治療を始めてみると「思ったよりも痛くなかった」や「我慢できる痛さだった」と言う声を聞きます。
ですが痛みの感じ方は人それぞれですのですべての矯正治療中の患者さんに対して「思ったよりも痛くない」とは
言い切れません。
【調整した時の痛み】
矯正装置を付けてから、もしくは調整して数時間後、徐々にうずくような痛みがあります。
これは歯に力が加わり、少しずつ動いているからです。歯の周りの骨が動かされることによっての痛みなので
虫歯による痛みとは異なります。
初めて矯正装置を付けた時は1週間ほど痛む事もありますが、治療を続けて数か月立つと慣れてきて調整した後
痛みのピークは3.4日程度になると思います。
【装置接触による口内炎の痛み】
口の中は体の中でも刺激に対して最も鋭い感覚がある場所です。
装置が口内に接触することで、口内炎になってしまう場合もあります。
器具に慣れてきたり、歯並びが整ってくるにつれてこういったことも減少してくるかと思いますが、
痛みを感じる時は矯正用ワックスをご使用ください。
原因になっている装置の部分をしっかり包めるくらいの大きさにちぎって丸く形を整え装置に貼り付けてください。
ワックスをつけたいブラケットとそのまわりを、ティッシュ等で唾液をふき取って頂くと貼り付けやすいです。
【食事中の痛み】
矯正装置を付けた後や調整した後、歯が動くときの痛みがある際は、特に食事で咀嚼する時に、痛みを強く感じるものです。
痛みを感じる時は出来るだけ柔らかい食事を取るようにしましょう。
具だくさんのスープや雑炊、うどんなどの麺類、グラタン、ドリアなどあまり噛まなくて呑み込めるものが慣れるまでの間はおすすめです。
個人差があるものの矯正は痛みを伴います。
ですが矯正治療中ずっと痛みを抱えるわけではありません。
徐々に消えていくものであるという事も知っておいてください。
歯が動いていてくれている痛みとして喜びに感じて頂けたらと思います。
終了した時のきれいな歯並び、素敵なスマイルを想像して乗り越えていただけたらと思います。
是非、きれいな歯並びを手に入れて下さい。