矯正治療後の後戻り
2017年01月18日
歯列矯正で動かした直後の歯はまだ不安定で元に戻ろうとする力が残っています。これを歯列矯正後の後戻りと言います。
歯列矯正で動かした歯並びを安定させるためにリテーナーとよばれる保定装置を装着します。
保定装置には幾つかの種類がありますが、着脱式の透明のマウスピース型リテーナー(通称:ソフトリテーナー)を当院では主に使用しております。
リテーナーは少なくとも就寝時(6時間程)には装着が必要ですが、24時間できるだけ長い時間装着して頂くことでキレイな歯並びを保つことができます。
当医院では歯並びが整った後、3ヶ月に1度の頻度で来院して頂き、後戻りしていないか、リテーナーの使用時間の増減、リテーナーの状態などをチェックさせて頂きます。
費用は矯正治療費に含まれる定額制ですので、保定期間中の基本的な費用は無料です。
注意事項としては、飲食される時は必ず外していただくことです。
お水やお茶など糖分が入っていない飲み物であれば大丈夫ですが、ジュースやスポーツドリンクなどは虫歯の原因になりますので控えてください。
リテーナーは毎日使用するものですので、リテーナーのお掃除もしっかりして下さい。
内面は唾液の流れが悪いことから、雑菌も繁殖しやすくなっているので歯ブラシやリテーナー洗浄剤を使って清潔な状態で装着する様にしましょう。
保定期間は患者さまによって異なりますが、歯を動かすのに費やした期間と同程度の期間は、保定装置を装着することをお勧めしています。
更に、保定期間終了後もリテーナーを夜間に装着し続けるだけでも、美しい歯並びを維持できる可能性が高くなります。
リテーナーを上手く使用して、美しい歯並びをできるだけ長くキープしてください。
←ソフトリテーナー
万が一後戻りされた場合の再治療も当院はお受けしております。