矯正抜歯
2017年04月12日
矯正では歯を抜いて治療を行う場合があります。
日本人の不正歯列では歯の大きさに対してあごが小さいケースが多くみられます。
永久歯は全部で28本(親知らずを含めると32本)ありますが、顎が小さいと歯が綺麗に並ぶスペースがありません。
椅子取りゲームのように小さい歯列に入りきらなくなった永久歯は歯列からはみ出て生えてきます。
この場合、歯を抜かないとスペースが確保できず歯をきれいに並べることができません。
抜歯をせずに無理やり歯を並べようとすると全体的に歯が前にでたようになってしまったり、噛み合わせが悪くなってしまったりと新たな不正咬合を生む可能性があります。
歯にはそれぞれ大切な役割があります。矯正抜歯では4番目の歯を抜くことが多く、これは4番目と5番目の歯の役割が同じためです。また、見た目の影響もありません。
当院では無料カウンセリング時か診断後の説明時に抜歯が必要な方には、その旨を説明をさせていただいております。
いきなり抜歯したり、説明なく治療を始めることもありません。
非抜歯矯正が可能な場合も、もちろんあります。
抜歯に抵抗がある方も、気兼ねなくご相談ください。
次回は、非抜歯矯正に関するご説明を致します。